薬に頼らずアレルギーマーチを予防する方法
薬の対処療法が逆にアレルギーマーチを進行させてしまっていることはご存知でしたか?
幼児から成人にかけてアレルギーが進行していく、「アレルギーマーチ」を予防するには、薬に頼らないことが有効です。
薬で症状を抑えることがアレルギーマーチを進行させる
アレルギーとは、体の中に進入してきた異物を排出しようとする時に生じる免疫反応です。たとえば、かゆみ、発疹、呼吸困難などは、全て体が正常に戻ろうとする反応なのです。
つまり、アレルギーとは、自然治癒能力による回復作用であって、決して悪いことではなかったんです。
自然治癒能力の低下がアレルギーマーチを招く
では、「“自然治癒能力による回復作用”を薬で抑えつけてしまったらどうでしょうか?」本来は正常に働いている免疫反応を、むりやり抑え付けてしまうことになります。
たとえば、「抗ヒスタミン」や「ステロイド」がそれにあたります。症状を無理やり抑え付けるだけで、根本的な治療にはなりません。むしろ症状を抑えることによって、治療を妨げてしまっているのです。

そして、薬に頼って症状を抑えることで、自身の自然治癒能力が低下し、別のアレルギー症状が発症(アレルギーマーチ)してしまうんです。
成人になるとアレルギーは治る
昔は、成人にかけてアレルギーが治っていくのが普通で、アレルギーの進行や、成人になってからアレルギーが発症することはありませんでした。
ではなぜ現代は「アレルギーマーチ」というアレルギー進行が起こっているのでしょうか?これも先ほどお話した理由と同じで、戦後アレルギーを薬で押さえつける対処療法が主流になったことが理由に挙げられます。
もちろんそれだけではなく、栄養過多、大気汚染、生活環境なども影響してきますが、薬による影響は非常に大きいといえるでしょう。
極力薬は避けること
子供のうちから、アレルギー反応を薬で押さえつけてしまうと「アレルギーマーチ」が起こる可能性も高くなっていきます。
アレルギーが出たら、それが「正常に戻るための状態」だと思って、過剰に意識することなく放っておきましょう。放っておけば、アレルギーマーチにならずに、成人になるにつれて体が正常な状態に戻っていきます。
まとめ
- 薬は対処療法でしかなく、根本的な治療にはならない
- アレルギーマーチになる原因は薬にあった
- 薬を使わなければアレルギーは成人になるにつれて治る
決して対処療法では根本的な治療にはなりません。命に関わることでなければ、極力薬は使わないようにしましょう。「症状を乗り越えたところに治療がある」ということを忘れないでください。